第17回中国四国地協薬剤師交流集会
第17回中国四国地協薬剤師交流集会に参加するために11月30日、12月1日の2日間、鳥取に行ってきました。
この交流集会は1年に1度、中国四国地方の民医連で勤務する薬剤師が集まり、日々の業務での取り組みを発表したり、懇親会があったりと親睦を深める場となっています。
開催される場所も9県の中で毎年かわっています。
病院勤務の薬剤師の方も参加されているので、その仕事内容を知ることができ薬剤師としても刺激をもらうことができます。
今回、ハーモニーからは広島のドレミ薬局から3名、福山のくるみ薬局から3名が参加しました。
1日目は特別講演「終末期医療と在宅・薬剤師に望むこと」、各県連による演題発表(8題)、懇親会、2日目には分散会がありました。
私は午前中、通常の業務をしていたので、参加できたのは演題発表からでした。
広島県連からは「県連副作用モニターによるDPP-Ⅳ阻害薬の副作用調査」という演題で発表がありました。DPP-Ⅳ阻害薬は近年数種の製品が発売されてきた経口糖尿病薬ですが、その副作用については発売された当初言われていたように、単剤で使用したとき低血糖は比較的少ないことをあらためて確認でき、そして消化器にいたる副作用は3~4%と少なからず起こすことを知りました。ドレミ薬局とくるみ薬局の先輩が代表して発表されました。
演題発表が終わると夕食の時間、懇親会です。今年は開催地が鳥取だったためカニが出てきました。身を取り出すのは大変でしたが、さすが高級食材。美味しかったです。余興の風船割りゲーム、バナナの早食い、クイズと鳥取の踊り、しゃんしゃん傘踊りを踊ったり、盛りだくさんでした。
2日目は10数人のグループに分かれて分散会が行われました。前日の特別講演、演題発表を聞いた感想を言いあい、それから仕事をしていて困ったことがないか、この場で聞いておきたいことはないかをテーマに議論になりました。香川県連の病院ではシステムが変わりこれから紙カルテから電子カルテになるけど、どのくらい大変ですかといったことが話に出ていました。似たような事例を経験している病院や薬局の方から大変だが、前の記録を見ながら少しずつ進めていくとよい、最初はシステムメーカーの推奨するやり方にそって利用していく方がいいというアドバイスも出ていました。同じ民医連の中で困っていることがあると相談したり、意見を交換できる場がありよいと思いました。
交流会閉会後はひまわり薬局と鳥取生協病院の見学会もありました。病院は少ししか見ることができませんでしたがきれいな建物で、さらに足湯があり驚きました。近くが温泉街とあってその地域ならではの魅力が病院にも取り入れられていました。薬局は待合席が2階にもあり、このようになっている薬局は初めて見ました。インフルエンザの流行期にはインフルエンザの患者様は2階に上がってもらって他の方への感染を防止することにも利用されているとのことでした。
かけ足の2日間でしたが、同じ民医連の薬剤師の活躍が知ることができるとともに、他県の方とも交流もはかれてとてもよかったと思います。今回の交流集会で参考になったことを普段の業務に生かしていきたいと思います。
(BY:TSUKASA)