第45回広島民医連学術運動交流集会の実行委員として活動して
2017年2月5日(日)生協けんこうプラザにて、第45回広島民医連学術運動交流集会(通称:学運交)が行われました。広島民医連に従事する様々な職種の方が日々の取り組みについて発表する場となっており、今回のテーマは「地域からいのちとくらしの総がかり運動を広げ、希望ある時代をきりひらこう」でした。
私は実行委員として関わることになり、10月から月に1回実行委員会に出席し、学運交にむけて演題を集めたり、参加者を取りまとめたり準備を行っていきました。当日は、生協さえき病院の方と共に司会を務めることとなりました。
ハーモニーからも演題を出すことになり、多職種の方が集まるということもあって、平成28年度診療報酬改定より始まった「かかりつけ薬剤師制度」について発表することにしました。新たに始まったこの制度を他の職種の方にも知っていただき、さらに利用がすすんでいけばという想いがありました。
そもそも「かかりつけ薬剤師制度」とは、一言でいうと患者さまが1人の専属薬剤師をもつことができる制度です。同意書を書くなど薬局で手続きをしていただければ、窓口では契約した薬剤師から服薬指導を受けることが出来ます。また薬局が閉まっている時間帯でもその専属薬剤師と連絡を取ることができます。もちろん他の薬局でもらっている薬や市販薬、サプリメントについてもご相談をしていただけますので、興味がある方、気になる方がおられましたら薬局にご相談ください。
さて、本番ではドレミ薬局の管理薬剤師が「かかりつけ薬剤師制度~株式会社ハーモニーの取り組み~」と題して発表を行いました。出席されていた方からも興味を持っていただけたようで、介護施設の方から「うちに入所されている方もかかりつけ薬剤師を持つことができるのでしょうか?患者さまの負担はあるのでしょうか?」と質問をいただいたり、座長の先生からは「患者さまと薬剤師が個人契約する制度なんですね。」とコメントをいただきました。あとで回収されたアンケートにも「このような制度があると初めて知りました。」、「薬剤管理の難しい高齢者には特に利用するとよいと思いました。」とメッセージをいただき、かかりつけ薬剤師制度について他職種の方にも理解していただけたと感じています。
実行委員に任命された当初は、私自身が主催側を担当するのは初めてのことだったので、ハーモニーから演題を出すに当たり、どういった演題が良いかどんな風に発表するのが良いかなど悩みましたが、管理薬剤師や支店の方にも協力をいただき、今回演題にした「かかりつけ薬剤師制度」を広めるという目的を果たすことが出来たと思います。また、学運交では他施設の様々な取り組みや、院所や職種の垣根を越えて患者さまに貢献されているというお話を聞き、私たち薬局もより他の職種の方と関係を強めていかなければと感じました。(BY:TSUKASA)