JMAT活動日記 ~その5~
2016年6月17日
5月5日 移動日
まずはメンバー全員が事故やケガなどすることなく、無事に任務終了できたことに安心しました。
この日は広島への移動日で、熊本駅へ向かう前に、甚大な被害に見舞われた益城町の状況視察を行なってきました。
当時は発災から3週間を経過した頃でしたが、伝えきれないほど凄惨な状態に絶句しました。
ドレミ薬局がある広島市安佐南区・安佐北区は一昨年土砂災害に見舞われた地域です。
その時私はケガのため松葉杖生活をしていて、「何かしなければ」という強い思いとは裏腹に何もできないことに苛立っていたことを覚えています。
しかしこの度JMATの一員として参加させていただき、一つ気付いたことがあります。
それは、災害支援が「自己満足」で終わってはいけないということです。
阿蘇地域は医療ニーズの減少に伴い、任務がなく待機指示が出るチームもありました。私達も初日は待機時間が多かったのです。
もちろん“強い思い”は持っておくべきだと考えますが、災害の混乱時にはむしろ“前のめり”にならないよう心がけ、事務局との協調や救護班ポリシーを遵守し、「その時できることをやる」という姿勢が大切なんだということを学びました。
この度の経験を今後活かす必要がないことを切に願いますが、いつ・どこで・どんなことが起こるか分からないのが自然災害です。万が一の際にはまた力になります!
最後に、私がJMATに参加できたのは、日常業務に空く穴を職場の仲間がサポートしてくれたからこそ。まさしく㈱ハーモニー全体での災害支援だと思っています。
ありがとうございました。(BY:Kyon)
「がまだす=熊本弁で励む・精を出す・頑張るという意味」
~おわり~