イグザレルト勉強会
2013年4月26日
皆さん、こんにちは。
三寒四温もようやく落ち着いたのか、暖かい日が増えてきましたね。
ドレミ薬局では先日、イグザレルトの勉強会を行いました。
5月から長期投与も始まり、これから目にする機会も増えるかも!?という事で、今回の勉強会を基に主な特徴をまとめてみました。
イグザレルトは1日1回1錠(15㎎)で有効性を発揮する経口抗凝固薬です。
腎機能低下の患者さんには、状態に合わせて減量や投与の検討が必要ですが、腎機能低下の患者さんに適応を持っている薬があまり無い現状では大きな特徴ですね。
ワーファリンのように食事による影響を受けないため、納豆や緑黄色野菜なども制限なく食べられることもメリットになるでしょう。
代わりに拮抗剤が存在しないので、出血時などは圧迫止血など外的な対処が主となってしまうそうです。ただし、半減期が短いのである程度時間が経てば自然に落ち着いてくるとのことでした。
また、半減期が短いため、飲み忘れには注意が必要とのことです!飲み忘れた場合は、思い出したらすぐに服用し、次回服用は12時間以上開ければ一日2回服用になっても構わないそうです。飲み続けることが大事ですね。
多剤から(へ)の切り替えは、ワーファリン等の切り替え薬の血中濃度も鑑みて、患者さんごとに検討が必要なようです。
これらの特徴から、薬局では出血への注意喚起や飲み忘れを防ぐ工夫などを対策していく必要がありそうですね。
当薬局では新しいお薬でも安心してお使い頂けるよう、民医連独自の新薬評価という勉強会を行い、よりスタッフの理解と知識を深める取り組みをしています。しっかりと薬の特徴を勉強して、より良い対応を出来るよう精進していかないといけませんね!