新薬『トレシーバ』の勉強会
2013年4月2日
今日はノボの新薬・トレシーバの勉強会をしました。トレシーバは時効型のインスリン製剤とのことですが、今までの時効型インスリンと何が違うのですかね?
1番の違いはその効果時間のようです。今までのインスリン製剤では、その効果は約24時間ほどで消失してしまうのに対し、トレシーバは26時間を超えて作用が持続するそうです。海外のデータでは42時間を超えるとのことです。そのため作用動態モデルは山なりではなく、直線になって定常状態を維持する形になるみたいです。やはり、今までのインスリン製剤とは大きな違いがあるようですね。
さらに違っているのは製剤に関してだけではないようです。ペンの仕様がちょっと今までと変わっていました。まずダイヤルです。今までのペンタイプの物は黒地に白字でしたが、トレシーバは白地に黒字になっていました。今までより少し見やすくなったか・・・?あとダイヤルを回す時に、今までよりも固くなっていたので、これはダイヤルを回し過ぎることが減りそうな気がします。あとはボタンの固さですね。これはいままでより軟らかくなっていました。少ない力で押せるので、こっちのほうが使いやすいかもしれませんね。
ちょっと長くなってしまったので今回はここらへんにしておきます。
患者さんの状態に応じたより安全で効果的な治療の選択肢が広がるということはすばらしいことですね。